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りゅう座BY星(BY Draconis、略称: BY Dra)とは、太陽系からりゅう座の方向に54光年離れた位置に存在する恒星の連星系である。現在までにこの系に属する3つの天体 (A,B,C) が確認されており、さらに第4の天体も存在が疑われている。 ABのペアは自転に伴って周期的な変光を示し、「りゅう座BY型変光星」と呼ばれる変光星の分類名の由来になっている。 == 概要 == りゅう座BY星Aとりゅう座BY星Bは近接した連星系で、5.98日の公転周期で共通重心を周回している。スペクトル型はそれぞれK5Ve (dK5e)、K7Ve (dK7e) に分類される〔 。表面の明るさが均一でないため自転に伴って変光を示し、りゅう座BY型変光星の代表例となっている。 第3の恒星りゅう座BY星Cは、スペクトル型M5の暗い赤色矮星と推定され、連星系ABの外側を周回している。ABからの見かけの角距離は17秒で、系が地球から54光年離れているため実際の距離は260天文単位(地球と太陽の距離の260倍)に相当する。また、Cの周囲を114日で公転する伴星の存在が示唆されているが、光学的には確認されていない〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「りゅう座BY星」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 BY Draconis 」があります。 スポンサード リンク
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